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芦屋市で始まる「減CO2」探究学習!子どもたちが買い物から未来を考える半年間のプログラム

芦屋市で始まる、子どもたちの未来を育む脱炭素学習

2026年8月5日、兵庫県芦屋市において、子どもたちの探究力と脱炭素への行動力を育む画期的な環境学習プログラムが発表されました。株式会社日本総合研究所、芦屋市教育委員会、そして芦屋市立岩園小学校が協働で単元開発を行ったこのプログラムは、岩園小学校の5年生を対象に、2026年度2学期から約半年間にわたって探究学習として実施されます。

買い物から学ぶ「減CO2アクション」

このプログラムは、子どもたちが日々の買い物や暮らしの中での選択を通じて気候変動の問題を知り、「作り手・売り手・買い手(使い手)」それぞれの役割を学ぶことを目的としています。身近な消費行動から社会や環境とのつながりを理解し、より良い未来のための行動を自ら考え、提案する力を育むことを目指します。

特に注目すべきは、総合的な学習の時間と家庭科を組み合わせた教科横断型の学習である点です。約半年間、30コマ以上の授業を継続的に実施することで、子どもたちの深い学びを促します。学校の枠を超え、店舗や家庭でのリアルな学びを通じて社会とつながり、実践的な探究力を養う設計となっています。

プログラムでは、小売企業やメーカーの協力のもと、食品スーパー、ドラッグストア、菓子、日用品、文具といった子どもたちにとって身近なものが題材とされます。企業からのレクチャーに加え、子どもたちが企業へインタビューやプレゼンテーションを行う機会も設けられ、相互に学びを深める場が創出されます。

商品選択の基準や家族へのインタビューを促すワークシート

プログラムのテーマと学習内容

本プログラムのテーマは「くらしの選択が未来をつくる~買い物からはじめる、わたしたちの減CO2アクション~」です。小学4~6年生を主な対象としていますが、岩園小学校では5年生の授業で実施されます。学習は以下の5つのフェーズで構成されています。

  • 第0フェーズ(1学期末~夏休み):くらし探検隊!(準備編)

    • 日々の買い物で何を見て、どう選んでいるかを観察・インタビューし、買い物には多様な選択基準があることに気づきます。
  • 第1フェーズ(2学期):みらい想像団!

    • 地球温暖化が自分たちの未来に与える影響を知り、CO2削減について考えるきっかけを作ります。
  • 第2フェーズ(2学期):くらし探検隊!

    • 自分や家族の買い物を見つめ直し、商品選択、エコラベル、企業の工夫、CO2や環境負荷とのつながりを自分ごととして捉えます。
  • 第3フェーズ(2学期):なりきり店長!

    • お店や企業の立場で、環境に良い商品が選ばれにくい理由を多角的に考察します。売り場、POP、キャンペーン、伝え方などの工夫を構想し、より良い選択を広げるための提案につなげます。
  • 第4フェーズ(3学期):マイ減CO2プロジェクトに挑戦!

    • これまでの学習を踏まえ、食、電気、水、ごみ、移動、リユースなど、暮らしの中のさまざまな減CO2行動へと視野を広げます。各自の関心に基づいて問いを立て、調べる・試す・伝える活動を通じて探究を深めます。

「芦屋モデル」が全国へ広がる可能性

日本総研は、芦屋市教育委員会とともに岩園小学校での授業成果を「芦屋モデル」としてまとめ、この公民連携による脱炭素探究学習プログラムを芦屋市内の他の小学校だけでなく、全国の小学校へも広く発信・展開していくことを目指しています。脱炭素という社会課題を題材に、子どもたちが主体的に学び、家庭や地域へと学びを広げる実践モデルとして、次期学習指導要領が目指す教科横断的・実践的な学びの普及に貢献することが期待されます。

公開授業で新たな学びを体験

芦屋市教育委員会は、芦屋の教育について意見交換を行う「Ashiya Education Day in autumn」を開催します。Day2にあたる2026年10月7日には、教育委員会や教職員を対象に、岩園小学校における本プログラムの公開授業が予定されています。公開授業後には、プログラム開発に関わった教諭によるパネルディスカッションやグループ討議も行われるため、関心のある方はぜひ詳細をご確認ください。

芦屋市教育委員会のホームページで詳細をご覧いただけます。
https://www.city.ashiya.lg.jp/gakkoukyouiku/gakkou/ashiyaeducationdayinautumn.html