土のふしぎ体験教室の背景とSDGsへの貢献
ジャパンホームシールドは、2014年より小学生向けの出前授業「土のふしぎ体験教室(光るどろだんごづくり)」を開催しています。地盤の専門企業として、土に触れる機会が少なくなった子どもたちに、楽しみながら土について学べる機会を提供したいという思いから始まりました。
今回の夏休み限定イベントでは、親子で「光るどろだんご」を作りながら、防災やSDGsについて考えるプログラムが組まれました。
SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」と地盤
イベントでは、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」と身近な暮らしの関わりについて、実演を交えながら授業が行われました。私たちが住む土地の地盤を知り、調査することは、安全な建物を建てる上で非常に重要です。これは、持続可能なまちづくりに貢献することにつながります。土に楽しく触れる体験を通して、子どもたちは「住み続けられるまちづくり」を身近に感じることができました。
身近な地名から地盤の状態を知る
普段何気なく使っている地名から、その土地の地盤についてヒントを得られることがあります。

例えば、「新田」「野田」といった湿地に由来する地名や、「鷺」など水辺の動植物の名がつく地名は、地盤がやわらかい可能性があるそうです。会場でのアンケートでは、参加者の約3割が自身の住む地域にこうした地名が含まれていることに驚きの声が上がりました。地盤がやわらかい場合でも、適切な工事で対策できることが多いため、まずは自分の住む土地の地盤の状態を「知ること」が大切です。
自然災害と地盤:地震と液状化現象を学ぶ
地盤は自然災害にも大きな影響を与えます。イベントでは、地盤の性質や災害リスクを調べられるWEBサービス「地盤サポートマップ」を活用し、災害リスクのある地盤や地形条件について学びました。

また、地震の様子を再現する実験キットを使って、液状化現象についても体験。子どもたちは、地震が起こると砂と水が分かれて地盤が不安定になり、家が傾く様子を自らの手で再現し、その現象に驚いていました。「液状化で家が沈んで驚いた」「地震のニュースで聞いたことがあったけど、実際に家が傾いてびっくりした」といった感想が聞かれました。
「地盤サポートマップ」のようなサービスを利用すれば、調べた地域の地盤の安全性が一目でわかり、避難計画を立てる際にも役立ちます。
地震に備えて事前にできる対策として、以下の3点が挙げられました。
- 学校の避難訓練にしっかり参加すること
- 家にある家具を固定すること
- 家族と避難場所を確認すること

光るどろだんごワークショップで土の特性を体感
授業の後は、子どもたちが楽しみにしていた「光るどろだんご」作りのワークショップです。

どろだんごに実際に触れることで、子どもたちは土への理解を深めました。どろだんごが乾燥すると固く頑丈になり、水分を多く含むとやわらかくなる性質は、建物を支える土の性質と同じです。参加した子どもたちからは「冷たくて固くて、昔作ったどろだんごとは違った」というように、実体験を通して土の性質を理解する声も聞かれました。

ジャパンホームシールドの解説のもと、親子で一生懸命に作業が進められました。どろだんごが実際に光り出すと、会場は大いに盛り上がりました。しっかりと乾燥させることで丈夫で光る状態になるという点も、これまでの講義で学んだことを実践しながら理解を深める機会となりました。保護者からは「子どもがとても熱中していた。丁寧に教えていただき、親も一緒に参加できて楽しかった」というコメントも寄せられました。
講師紹介

武智 耕太郎(たけち こうたろう)
ジャパンホームシールド株式会社 地盤技術研究所 グループリーダー
2011年にジャパンホームシールドに入社し、地盤解析部に2年間在籍後、2013年より現職。地盤品質判定士の資格を持ち、東京工芸大学工学部建築コースの非常勤講師も務めています。
ジャパンホームシールドについて

ジャパンホームシールド株式会社は、戸建住宅の地盤調査実績が国内で多く、地盤の専門企業として活動しています。
このイベントは、子どもたちが土の重要性やSDGs、防災について楽しく学び、夏休みの自由研究としても活用できる貴重な機会となりました。ご自身の地域の地盤や防災について興味を持たれた方は、ぜひ「地盤サポートマップ」などを活用して調べてみてはいかがでしょうか。