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古民家を「本物の事業空間」へ!島根「輪島屋」改修現場で学ぶ「部分移築」内覧会

「本物の事業空間」を体感!輪島屋改修現場の内覧会

日本の伝統的な家屋が立ち並ぶ集落の風景。手前には大きな縁側を持つ古民家があり、庭には石灯籠や手入れされた木々、そして犬が1匹見えます。山々に囲まれたのどかな日本の里山の日常を捉えた一枚です。

島根県出雲市大社町鷺浦にある一棟貸し宿「輪島屋」では、現在第2期改修工事が進められています。この改修現場が、2026年9月26日(土)から10月2日(金)までの1週間、予約制で一般公開されます。飲食、宿泊、小売、美容など、店舗空間の活用を検討する事業者の方々が招待されています。

この内覧会は、単に輪島屋への出店や入居を募るものではありません。改修の現場で、良質な古材や職人の手仕事に直接触れ、輪島屋を実例として、参加者自身の地域や物件で古民家活用と事業を融合させる可能性を探る場です。あなたの事業に「本物のストーリー」を持たせる手がかりを見つけられるでしょう。

「部分移築」が紡ぐ、時代を超えた空間の魅力

緑豊かな山々に囲まれた湾に広がる小さな集落を空から捉えた美しい風景写真です。紺碧の海と青い空、白い雲が広がり、穏やかな港には防波堤が見えます。

輪島屋の改修では、島根県江津市黒松の空き家2棟から、瓦、建具、天井ユニットといった多くの古材を丁寧に手作業で解体・救出し、鷺浦の輪島屋へ「部分移築」しています。これは「空き家と空き家のドッキング」と呼ばれ、明治、昭和初期、現代の建材が一つの空間に共存する、新旧の重なりがそのまま魅力となる空間づくりです。

特に注目すべきは、日本海を望む個室風呂です。解体された住宅の風呂の天井(からかさ天井)が、ほぼ同じ意匠で部分移築されています。屋根瓦は床タイルに、古材は建具へと姿を変え、新たな命が吹き込まれています。
草地に置かれた、中央に四角い開口部がある木製の構造物です。放射状に木材が組まれており、屋根や天窓のフレームのような形状をしています。建設途中の資材か、解体されたものの一部に見えます。
独特の木製天井が特徴的なリノベーション中の部屋で、男性が窓から海と緑の景色を眺めている。室内はまだ未完成の雰囲気が漂う。
海と緑豊かな湾を望む絶景の浴室。趣のある木桶のバスタブが設置されており、開放的な窓から自然を満喫できるリラックス空間です。特徴的な木製の天井も印象的です。

なぜ「工事のさなか」に公開するのか?

瓦屋根と木造の伝統的な日本家屋が立ち並び、手前には石灯籠のある砂利の庭が広がる風景。曇り空の下、落ち着いた日本の田舎の雰囲気を醸し出しています。
緑豊かな山を背景に、黒と赤の瓦屋根が特徴的な日本の伝統的な家屋が立ち並ぶ集落の風景です。手前には庭園があり、石灯籠や犬の姿も見え、穏やかな雰囲気を醸し出しています。

「解く」事業が提案するのは、古民家を「保存」か「解体」かの二択ではなく、「更新する」という第三の道です。この内覧会では、その「更新」の過程をリアルな現場で公開することで、古材の活かし方、職人の手仕事の質、そして空間づくりの考え方を具体的に伝えることを目的としています。

当日ご覧いただける内容は以下の通りです。

  • 「昭和の内装剥がし」の現場: 昭和以降に貼り重ねられた内装を剥がし、その下から現れる古い屋根の裏側や太い躯体といった「時間の地層」を間近で体感できます。

  • 再活用する古材の見学: 解体材から選定された床材や欅(けやき)の薄板など、これから空間に組み込まれる材料を実際に手に取って見学できます。

  • 質の違いの体感: 新しい建材と、時間を経た木材や土壁の質感の違いを、同じ空間の中で比較し、その魅力を確かめられます。

改修を主導するワイルズ一(はじめ)氏は、「完成した建物より、つくっているさなかのほうが、きっと面白いはずです」と語っています。この言葉通り、完成形では見ることのできない、創造の過程そのものが大きな学びとなるでしょう。
工事中または改装中の建物内で、横顔を見せる男性のポートレート。彼は黒いジャケットを着用し、真剣な表情で遠くを見つめています。背景にはむき出しの木材の構造が見えます。
黒いシャツを着て眼鏡をかけたアジア人男性のポートレートです。男性はカメラに向かって穏やかに微笑んでおり、背景はシンプルな白い壁です。親しみやすい印象を与えます。

あなたの事業に「本物のストーリー」を!古民家活用アイデア

「美卯の杜. 花屋ver.」と題された手書きの建築スケッチ。平面図、立面図、敷地配置図が含まれ、エントランスやVOID、駐車スペースなどのデザイン検討メモが詳細に書き込まれている。
木の温もりを感じる古民家風の寝室です。天井には太い梁が露出し、白い壁とのコントラストが美しい空間。ツインベッド、木製の椅子、コーヒーテーブル、そしてレトロなレコードプレーヤーが配され、落ち着いた雰囲気の中でくつろげる宿泊空間が表現されています。
木製のバスタブが特徴的な浴室の画像です。床には波のような模様のユニークなタイルが敷き詰められており、和風モダンな雰囲気を醸し出しています。
黒いドレスを着た若い女性が、日本の伝統的な木造家屋の縁側に座っているポートレート。静かで落ち着いた雰囲気の中で、和風建築の美しさが際立っています。

古民家や土蔵の空間は、新品の内装では再現できない「時間の厚み」や、太い梁、手仕事の建具が織りなす「本物の質感」を持っています。これらは、それ自体があなたの事業の強力なストーリーとなるでしょう。

輪島屋の内覧会では、以下のような事業空間としての古民家活用アイデアのヒントを見つけることができます。

  • 飲食店: 古材の梁や建具、腰壁が作り出す内装は、席に着いた瞬間に「この店にしかない」特別な体験を提供します。箪笥の表面板を腰壁に、瓦を床タイルに転用するなど、素材の持つ物語をそのまま店の魅力として活かせます。

  • 宿泊施設: 輪島屋自体が一棟貸し宿としての改修事例です。水回り(個室風呂)まで古材で仕上げる具体的な方法を、実物で確認できます。

  • 小売・サロン: 土蔵のような重厚な空間は、商品や施術に「本物の質感」という背景を与え、顧客体験を深めるでしょう。

畳が敷かれた伝統的な和室から、大きな窓越しに穏やかな海と山々が広がる絶景を望む。木造建築が趣深く、静かで落ち着いた雰囲気を醸し出している。

「うちの業態ならどう使えるか」—内覧会では、この問いを「解く」の担当者と一緒に考えてもらうことができます。ぜひ、あなたの事業に新たな価値をもたらすヒントを見つけに訪れてみませんか。

内覧会 開催概要

この貴重な機会に、ぜひご参加ください。

  • 期間: 2026年9月26日(土)〜10月2日(金)

    • 朝の部(9:00〜12:00)

    • 昼の部(13:00〜16:00)

    • 夕の部(16:00以降)

  • 方式: 予約制(期間中のご希望日時をご予約ください。作り手が現場をご案内します)

  • 会場: 輪島屋(〒699-0761 島根県出雲市大社町鷺浦16)

  • 対象: 飲食・宿泊・小売・美容など店舗空間を考える事業者、建築設計者

  • 主催: 株式会社エブリプラン 古民家再価値化事業「解く(TOKU)」

  • 参加費: 無料(要事前申込)

  • 申込方法: 下記フォームから事前予約(希望日時をお知らせください。担当者から確定のご連絡があります)

古民家再価値化事業「解く(TOKU)」とは

白地に黒で「鮮」という漢字がピクセルアートのようなスタイルで描かれたロゴです。右下には登録商標マーク「®」が付いています。

古民家割合が全国1位の島根から、「消費から、自らつくる暮らしへ」を掲げ、古民家・土蔵の発掘から設計、移築、改修、運用までをワンストップで支援する事業です。島根の課題先進地から、循環型建築の実践を広げています。

株式会社エブリプランについて

「EVERYPLAN」という文字と、青色の波のような抽象的なデザインが組み合わされたロゴマークです。

1996年設立。「地域の未来への挑戦を支え、輝く地上の星々を共創します」を理念に掲げる、島根県松江市の総合まちづくりコンサルタント企業です。行政計画(ソフト)から現場実装(ハード)までを一貫して支援しています。