北海道剣淵町「ふるさとの味が、もうひとつ増える」食をテーマに関係人口を育む

北海道の人口約2,600人の剣淵町で、「ふるさとの味が、もうひとつ増える」を合言葉に、食をテーマにした関係人口づくりの取り組みが進められています。
地域おこし協力隊の田中翔さんが運営するLINEオープンチャット「剣淵町公認コミュニティ【ふるさと剣淵】」は、2026年6月29日の開設から約2ヶ月で参加者が84名に達しました。さらに、2026年8月30日には同名のウェブサイト「ふるさと剣淵」も公開され、町の食の魅力を多角的に発信しています。
「第三のふるさと」を食を通じて見つける
コミュニティの合言葉「ふるさとの味が、もうひとつ増えるコミュニティ」には、剣淵町に住む人々にとっての「ふるさと」と、町にゆかりのない人々にとっての「第三のふるさと」という2つの意味が込められています。
「第三のふるさと」とは、生まれ育った町や親族の地元ではないけれど、いつでも「帰れる」場所を指します。デジタルのコミュニティであれば、遠方にいても町の「今」を知ることができ、物理的な距離を超えてつながり続けることが可能です。
この「第三のふるさと」への入口として「食」が選ばれたのは、味覚が記憶に強く残りやすいという理由からです。剣淵町の豊かな味覚を通じて、町全体を身近に感じてもらうことを目指しています。
剣淵町が誇る豊かな食材
剣淵町には、道の駅や無人販売所で手に入る新鮮な野菜や特産品が豊富にあります。

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トマトやスイートコーン: デザートのような甘さで、味の違いに驚くことでしょう。
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じゃがいも: 48品種ものじゃがいもが栽培されており、それぞれに適した料理が異なります。
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お米: 全国規模の食味コンテストで最優秀賞に輝く生産者が複数いるほど、質の高いお米が作られています。
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キヌア: 国産キヌアの生産・出荷量で日本一を誇り、2020年には日本初のキヌアセンターも設立されました。

これらの食材は、地域おこし協力隊の田中さんが移住後にその魅力に気づいたものであり、剣淵町が全国に魅力を発信する「武器」となると考えられています。
LINEオープンチャットとウェブサイトで情報を得る
「ふるさと剣淵」の取り組みは、LINEオープンチャットとウェブサイトの2つのツールを使い分けることで、より多くの人が剣淵町の魅力を体験できるように設計されています。

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LINEオープンチャット: 今日の天気や旬の話題、質問と回答など、リアルタイムで流れる会話の場として活用されています。参加は無料で、ニックネームでの参加も可能です。
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ウェブサイト: お店や特産品、食べ方、地図、イベント情報など、じっくり調べたい情報がまとまっています。LINEで流れてしまう情報を蓄積し、質問しにくい人も気軽に情報にアクセスできるように工夫されています。
この2つのツールを行き来することで、剣淵町の「今」を深く知ることができます。
ウェブサイト「ふるさと剣淵」の便利な機能
ウェブサイト「ふるさと剣淵」には、剣淵町をより深く知るための実用的な機能が満載です。
ドット絵の地図で町を散策
ウェブサイトの中心には、剣淵町をドット絵で描いた地図があります。まるでロールプレイングゲームの世界を旅するように、地図上のアイコンをクリックすると、お店の紹介や名物、住所、SNS・外部リンクなどの情報が表示されます。

また、「今月、剣淵で何がとれるのか」という旬の情報も自動で表示されるため、道の駅などで新鮮な旬の食材を見つける際に役立ちます。
じゃがいも診断で料理の幅を広げる
剣淵町で栽培される48品種ものじゃがいもを最大限に活用できるよう、「じゃがいも診断」機能が用意されています。

「コロッケ」や「フライドポテト」など料理名を入力すると、その料理に適したじゃがいもの品種が表示されます。逆に品種名から、それに合う料理を調べることも可能です。これで、直売所で初めて見る品種でも、迷わず手に取って料理に挑戦できます。
イベントカレンダーで町の「今」を把握

役場、道の駅、アルパカ牧場など、これまでバラバラだった剣淵町のイベント情報が、ウェブサイトのイベントカレンダーに一元化されました。Googleカレンダーとの連携により、新しい予定も自動で反映されるため、常に最新の情報を確認できます。町のイベントに参加してみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
「見つけて、聞いて、取り寄せる」新しい関係人口の形
ウェブサイトとLINEオープンチャットは、「サイトで見つける」「LINEで聞く」「取り寄せる」という一連の流れで利用されることを想定しています。

剣淵町が気になるけれど遠方でなかなか訪れるのが難しい方も、サイトで魅力を発見し、LINEで町の詳しい人に質問したり、気になった商品をふるさと納税で取り寄せたりすることができます。これにより、地域外からも剣淵町を応援し、深く関わる新たな関係が生まれています。
あなたも「ふるさと剣淵」に参加しませんか?
「ふるさと剣淵」コミュニティは、年内300人、3年で約1,000人の参加者を目指しています。単なる人数ではなく、「今の剣淵を答えられる人」と「剣淵を知りたい人」が交流し、町の魅力を自ら発信し続けられるコミュニティを育むことを目標としています。
この取り組みは、地域おこし協力隊の田中翔さんが任期を終えた後も、町の人々が主体的に運営を継続できるような設計がされています。町の「ふつう」が、町外の人にとっては新鮮な魅力となる。そんな発見と交流の場に、あなたも参加してみてはいかがでしょうか。
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