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古民家再生で地域を活性化!「narrative inside®」が内閣総理大臣賞を受賞

地域文化財を持続可能な観光へ!「narrative inside®」が内閣総理大臣賞を受賞

年間約4万棟もの古民家が失われている現状に対し、地域の文化財を持続可能な観光事業へと昇華させる革新的な取り組みが注目されています。株式会社narrativeの「narrative inside®」が、第10回「ジャパン・ツーリズム・アワード」において、今回新設された最高賞「内閣総理大臣賞」を受賞しました。

narrative inside®の事業概要

「narrative inside®」とは?

「narrative inside®」は、古民家などの文化財を単なる保存対象ではなく、地域に根差した魅力的な観光資源として再生し、持続可能な生態系を築くことを目指しています。従来の地域活性化は補助金や外部人材に依存しがちでしたが、この取り組みでは企画から設計、運営、資金調達、マーケティングまでを一気通貫で内製化。民間主導で自走するまちづくり会社として、地域の生業や文化、記憶の再生に取り組んでいます。

この独自のビジネスモデルは、歴史的建築物や食文化、風習、自然といった有形・無形の文化財を次世代へ紡ぐことを目的としており、奈良での成功を基盤に全国へと価値提供を拡大。各地域経済の自立的な好循環創出を目指しています。

日本の文化、食、癒し、職人の技

訪れてみたい!「narrative inside®」の具体的な取り組み事例

「narrative inside®」によって再生された施設は、地域の魅力を最大限に活かし、訪れる人々に特別な体験を提供しています。ここでは、その一部をご紹介します。

1. 世界初のSAKE HOTEL「風の ならまち」(奈良市)

明治元年創業の奈良豊澤酒造の元酒蔵を再生し、2018年11月に開業した「NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち」(現:風の ならまち)。清酒発祥の地・奈良で、日本酒の新たな魅力を提案するコンセプトホテルです。日本酒好きの方や、歴史ある酒蔵の雰囲気を味わいたい方におすすめです。併設のレストランでは、日本酒とのペアリングを堪能できます。

SAKE HOTELの魅力

2. 奈良最古の醤油蔵を復活「泊まれる醤油蔵 マルト醤油」(奈良県田原本町)

一度閉業した奈良最古の醤油蔵「マルト醤油」が、2020年8月に「泊まれる醤油蔵」として70年ぶりに復活しました。醤油の製造・販売だけでなく、宿泊・飲食事業も展開しており、醤油造りの歴史と文化に触れながら滞在できるユニークな施設です。日本の伝統文化に興味がある方や、他にはない宿泊体験を求める方にぴったりです。

醤油作りの歴史と宿泊体験

3. 廃銭湯を再生した「泊・食・湯」分離のまちづくり(奈良県御所市)

奈良県御所市では、廃銭湯を中心とした「銭湯まちづくり」が進められています。歴史的建造物を活用し、銭湯を中心に複数の宿泊施設や飲食施設が連携する分散型ホテル「GOSE SENTO HOTEL / 御所宝湯」として2022年10月に開業。地域に根ざした銭湯文化を体験したい方や、町全体を巡るような滞在を楽しみたい方におすすめです。また、古民家を改修した「銭湯入り放題」の住居も流通させ、移住者増加や町の活性化にも貢献しています。

銭湯文化と地域活性化

4. ミシュラン一つ星オーベルジュ「VILLA COMMUNICO」(奈良公園内)

奈良公園内という開発が困難な地域に、2024年9月に開業したミシュラン一つ星のオーベルジュ「VILLA COMMUNICO」。ガストロノミーを主軸に、原始的な薪火を用いて奈良の新たな食を創造・発信しています。客室数は5室と少なく、特別な食体験と上質な滞在を求める方に向けた施設です。地域の食文化の発展と、挑戦するシェフたちのキャリアパス支援にも取り組んでいます。

上質な宿泊と食体験

これらの取り組みは、奈良県内各地で展開されています。

奈良県での取り組みの全体地図

ジャパン・ツーリズム・アワードについて

「ジャパン・ツーリズム・アワード」は、旅の力による地域活性化や持続可能な観光に貢献する取り組みを表彰する制度です。第10回となる今回は、特に優れた取り組みに贈られる最高位の「内閣総理大臣賞」が新設されました。革新性、事業性、持続可能な観光への貢献、地域活性化への貢献といった観点から厳正な審査が行われ、「narrative inside®」がその栄誉に輝きました。

表彰式は、2026年9月24日(木)に東京ビッグサイトで開催される「ツーリズム EXPO ジャパン 2026」のオープニングセレモニー終了後に行われる予定です。

JAPAN TOURISM AWARDS ロゴ

詳細は、第10回「ジャパン・ツーリズム・アワード」公式サイトをご覧ください。

地域に息づく物語を未来へ

株式会社narrativeの代表取締役である大久保泰佑氏は、今回の受賞に際し、「まちの主役は、そこに暮らす人々や建物、受け継がれてきた物語そのもの」とコメントしています。同社は、地域の物語を動かす「黒子」として、これからも日本各地のまちや文化財の再生に地道に取り組んでいくことでしょう。

和風建築の外観

地域に眠る歴史や文化が、新たな価値を生み出す「narrative inside®」の取り組み。ぜひ、これらの施設を訪れて、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

株式会社narrative 関連情報