八戸市がテクノロジーで地域課題に挑む「ハチクロ2026」
青森県八戸市では、人口減少や少子高齢化、デジタル化の進展といった社会の変化に対応するため、様々な取り組みを進めています。その一環として、IT関連企業の誘致と地域課題の解決を目指す「Hachinohe X-Tech Innovation(八戸クロステック・イノベーション、通称:ハチクロ)」が2024年度からスタートし、今年で3年目を迎えました。特定非営利活動法人コミュニティリンクが運営をサポートするこのプロジェクトで、今年度も革新的な実証実験を行う3社が決定しました。
実証期間は2026年9月から2027年2月末まで。八戸市が抱える具体的な課題に対し、テクノロジーの力でどのような解決策が生まれるのか、注目が集まっています。

暮らしをより良くする3つの実証プロジェクト
今年度は八戸市役所内から集まった4つの課題テーマに対し、51件の提案の中から選ばれた3つのプロジェクトが実証を行います。それぞれのプロジェクトが、私たちの生活や産業にどのように役立つのかを見ていきましょう。

1. クマ出没対策:最速検知で安心な街へ
近年、クマの出没は全国的に問題となっています。八戸市でも、クマが山林から生活圏へ降りてくる前に「最速で検知」し、関係者へ迅速に通知する仕組みの検証が行われます。このプロジェクトは、ペガラジャパン合同会社が担当します。早期検知システムが実用化されれば、市民の安全確保や、農林業への被害軽減につながることが期待されます。
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課題詳細: こちら
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採択企業: ペガラジャパン合同会社
2. 看板管理の自動化:AIが業務効率を向上
街中の看板は、その設置に許可が必要だったり、条例に適合しているかを確認したりと、多くの管理業務が発生します。このプロジェクトでは、映像や写真データからAIが看板を検知し、許可の有無や条例適合性を自動で判定する仕組みの実用性が検証されます。また、申請手続きのデジタル化により、紙申請による二重入力などの作業時間の削減効果も検証対象です。株式会社Dioptraが担うこの取り組みは、行政の業務効率化だけでなく、事業者にとっても手続きの簡素化というメリットをもたらすでしょう。

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採択企業: 株式会社Dioptra
3. 魚市場のDX化:「来てみないとわからない」をなくす
八戸市は東北屈指の産業都市であり、八戸港は国際物流拠点港としても重要です。特に魚市場では、早朝の「来てみないとわからない」という状況が、仲買人や関連事業者の非効率な行動につながっていました。このプロジェクトでは、水揚げ情報をデジタルで配信し、仲買人が事前に確認できる仕組みを構築します。これにより、電話やFAXでの問い合わせ削減や、デジタル情報を活用した効率的な来場判断という行動変容の発生が検証されます。株式会社テックシンカーが手掛けるこの取り組みは、八戸の重要な産業である水産業のDX化を推進し、市場全体の活性化に貢献することでしょう。

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課題詳細: こちら
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採択企業: 株式会社テックシンカー
「Urban Innovation JAPAN」が全国の自治体とスタートアップを繋ぐ
今回の「ハチクロ」プロジェクトの運営をサポートしているのは、神戸市から生まれたオープンイノベーション・プラットフォーム「Urban Innovation JAPAN(アーバン・イノベーション・ジャパン、UIJ)」です。UIJは、全国の自治体が抱える課題と、スタートアップ・事業者をマッチングすることで、デジタル技術を活用した地域課題解決を支援しています。その姿勢は高く評価され、2021年にはグッドデザイン賞も受賞しています。

UIJは、これまでも様々な自治体で地域課題解決プロジェクトを支援してきました。
さらに、SNSでも最新情報を発信しています。
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YouTube「UIJ CHANNEL」: https://bit.ly/UIJ_CHANNEL
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X(旧Twitter): https://twitter.com/UIJ_info
まとめ:八戸市の未来に期待
八戸市が進める「Hachinohe X-Tech Innovation 2026」は、テクノロジーの力で市民の生活をより安全に、便利に、そして産業をより効率的に変革しようとする意欲的な挑戦です。2026年9月から始まる実証実験の成果が、八戸市の未来をどのように形作っていくのか、今後の進展に期待が寄せられます。
八戸市の取り組みについて、さらに詳しい情報は以下のページで確認できます。