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関西のネット事情を徹底解剖!集合住宅が多い地域で快適なネット環境を手に入れるヒント

関西エリアのインターネット利用実態調査サマリー

関西エリアの住まいの約半数(49.4%)が集合住宅(賃貸・分譲マンション)という状況が、インターネット回線の選び方や利用実態に色濃く影響していることが明らかになりました。

1. 回線種類の多様化と住居形態

自宅で利用している回線は「光回線」が49.9%と過半数に届かず、ケーブルテレビ回線(18.6%)やホームルーター(15.7%)など、光回線以外の利用者が約5割に上っています。この背景には、マンションに既設の回線をそのまま利用するケースや、工事不要で手軽に導入できるホームルーターを選ぶケースが多いことが考えられます。

自宅のインターネット回線の種類

総務省の全国調査(令和7年通信利用動向調査)では光回線が60.3%であることと比較すると、関西エリアの光回線利用率は低めであり、多様な回線に分散している状況がうかがえます。

実際に、関西エリアの住居形態は「戸建て(持ち家)」が45.3%で最多であるものの、集合住宅(賃貸32.2%・分譲17.2%)を合わせると49.4%と約半数を占めています。この集合住宅の多さが、回線の多様化だけでなく、通信品質や料金意識、乗り換えの進みにくさにも影響していると考えられます。

お住まいの住居形態

2. 契約のきっかけと接点

インターネット回線を契約するきっかけとして最も多かったのは「料金が安かったから」(22.6%)で、「引越し・転居のタイミング」(18.3%)が続きます。生活の節目が契約の引き金になることが多いようです。

インターネット回線を契約したきっかけ

契約の接点では「店舗」(26.5%)と「Web」(23.2%)が上位を占め、対面とオンラインが拮抗する二極化の傾向が見られました。これは、複雑なプラン選びを対面で相談したいというニーズがあることを示唆しています。

インターネット会社を契約した方法・接点

3. 長期契約の傾向

現在のインターネット回線の契約年月は「2年以上」が75.5%と圧倒的で、一度契約すると長く使い続ける傾向が強いことがわかります。

インターネット回線の契約年月

4. 回線選びで重視するポイントとセット契約

回線を選ぶ際に最も重視するポイントは「月額料金の安さ」(27.4%)で、「通信速度・安定性」(22.3%)が続きます。料金と速度・安定性の2つが、回線選びの主要な軸となっています。

インターネット回線を選ぶ際に重視するポイント

セットで契約しているサービスでは「セット契約はしていない」(36.3%)が最多ですが、「スマホ・携帯電話」(20.7%)が続きます。スマホとのセット割を重視する層は8.3%でしたが、実際にセット契約している層は20.7%と差があり、セット割が契約後の継続理由としても機能していることがうかがえます。

セットで契約しているサービス

5. 料金把握度の低さと通信品質の不満

現在の月額料金を「わからない」と回答した人が36.0%と最多でした。料金の安さが重視される一方で、実際の支払額を把握していない人が4割近くに上るというギャップがあります。集合住宅では家賃や管理費に通信費が含まれるなど、料金を単体で意識しにくい住環境も一因かもしれません。

インターネットの月額料金

通信品質については「特に不満はない」(58.3%)が最多ですが、約4割が何らかの不満を抱えています。具体的な不満のトップは「マンション内・建物内で電波・速度が出にくい」(9.6%)でした。夜間の速度低下や悪天候時の不安定さも集合住宅で起こりやすく、住環境が通信品質の悩みに直結している様子がうかがえます。

通信品質について不満を感じる点

インターネット利用で困った経験としては「特に困ったことはない」(56.7%)が最多ですが、「ホームルーター・モバイル回線で電波が弱い場所があった」(12.1%)や「料金が思ったより高かった」(11.0%)といったトラブルも一定数存在します。

インターネットを使う上で困った経験

6. 乗り換えの障壁

インターネット回線の乗り換えを検討している方で最も重視するポイントは「乗り換えるつもりはない」(48.5%)が最多でした。乗り換え意向のある層では「月額料金の安さ」(23.3%)と「通信速度の向上」(12.1%)が重視されています。

インターネット回線の乗り換えで重視するポイント

乗り換えをためらう理由としては「今の回線に大きな不満はない」(35.9%)が最多で、「手続きが面倒」(25.4%)、「工事が必要になる」(15.1%)が続きます。集合住宅では工事に管理会社や大家の許可が必要なこともあり、長期契約の背景にはこうした障壁があると考えられます。

乗り換えをためらう理由

7. 引っ越し時のインフラ決定順序と異業種参入の認知度

引っ越し時にインフラを決める順番をたずねたところ、電気(1番目61.2%)→ガス(2番目51.9%)→インターネット(3番目63.9%)という傾向が明確に表れました。生活に欠かせない順に検討されるため、インターネットは後回しにされ、入居時に開通が間に合わないリスクも考えられます。

引越し時にインフラを決める順番

「ガス会社」がインターネットを提供していることについては「知らなかった」(45.2%)が最多で、認知度が大きな課題であることが明らかになりました。安心感についても「あまり安心感はない」(39.6%)が最多で、ネガティブな回答が計60.0%と厳しい評価でした。

ガス会社のネット提供の認知度

ガス会社のネット提供への安心感

ケーススタディ:大阪ガス「さすガねっと」が示す地域密着型サービスの可能性

今回の調査で明らかになった「乗り換えの障壁」や「ガス会社のネット提供の認知の低さ」といった課題に対し、大阪ガスのインターネットサービス「さすガねっと」は注目すべき事例です。

1. 「ガス・電気に続く第三のインフラ」というコンセプト

2022年3月1日に提供開始された「さすガねっと」は、「ガス・電気に続く第三のインフラとして暮らしを支える」というコンセプトを掲げ、地域に根差したインフラ企業ならではの安心感を打ち出しています。CMを中心としたプロモーションで、まずは「大阪ガスがインターネットサービスを提供している」という認知度向上に力を入れているとのことです。

2. ガス開栓時の対面提案という独自の顧客接点

引っ越し時にまとめて契約するニーズ(15.1%)に対応するため、「さすガねっと」は独自のチャネルを持っています。ガスの開栓作業後に作業員が顧客の通信環境を尋ね、承諾を得たうえでサービスを案内する機会が多いそうです。これは地域に根差したガス事業ならではの強みと言えるでしょう。

インタビューを受けるビジネスパーソン

3. セット割による「トータルコスト」の訴求

回線選びで「月額料金の安さ」(27.4%)が最重視される一方で、電気・ガスとのセット割を重視する層は3.5%にとどまります。「さすガねっと」は、単体の月額料金だけでなく、光熱費を含めたトータルコストでのメリットを訴求しています。ガス・電気・インターネットを同時に利用すると、ガス料金が毎年約6%割引(ガスとネットのみの場合は約3%)となり、さらにインターネット料金から月額330円の割引が契約期間中ずっと適用されます(2026年7月時点)。

会議室で話すビジネスパーソン

4. 乗り換えの障壁に応える工事不要プランとモバイル回線

乗り換えをためらう理由として上位に挙がる「手続きが面倒」(25.4%)や「工事が必要になる」(15.1%)に対し、「さすガねっと」は3種類の回線を用いた6つのプランを展開し、フレッツ光・光コラボを契約中であれば工事不要で乗り換えできる「Nプラン」を提供しています。

さらに、2025年12月1日からは「さすガねっとWiMAX」の提供を開始しました。端末が届いて電源を入れればすぐに使えるホームルーターやポケット型Wi-Fiも選択肢に加わり、固定回線の開通を待てない「すぐに使いたい」層のニーズにも応えています。

「さすガねっと」の主な特徴(2026年7月時点):

  • ガスや電気とのセット割でトータルコストを削減(ガス料金が毎年約6%割引+ネット料金月額330円割引)

  • 3種類の回線を用いた6つのプラン展開で、用途や住居環境に合わせて選べる

  • フレッツ光・光コラボから工事不要で乗り換えできる場合が多い「Nプラン」

  • 工事不要ですぐ使える「さすガねっとWiMAX」(2025年12月1日提供開始)

  • ガス開栓時の対面提案や地域のガスショップによる訪問サポートなど、地域密着の顧客接点

料金・キャンペーン・提供エリアなどの最新情報は、必ず公式サイトでご確認ください。
「さすガねっと」へのインタビュー全文は「大阪ガス「さすガねっと」インタビュー」でご覧いただけます。

まとめ:集合住宅が多い関西、住環境が映すインターネット利用のリアル

今回の調査で明らかになったのは、集合住宅が多い関西エリアにおいて、インターネット回線選びや利用実態が住環境に大きく左右されていることです。光回線利用率が半数に届かず多様な回線が使われている背景には、マンションの既設回線や工事不要なサービスへのニーズがあります。

通信品質の不満のトップが「マンションの電波・速度」であったり、月額料金を「わからない」と回答する人が多かったりする点も、集合住宅ならではの課題と言えるでしょう。また、乗り換えをためらう理由には「手続きの面倒さ」や「工事の必要性」が挙げられ、長期契約が多い理由にもなっています。

異業種参入であるガス会社のインターネットサービスについては、まだ認知度や安心感の面で課題があることも判明しました。

集合住宅が多い関西では、マンションでの電波・速度の悩み、工事の壁、料金意識の曖昧さといった、住環境に起因する課題が浮き彫りになりました。これらの課題を解決するためには、工事不要ですぐ使えるサービスの提供や、光熱費まで含めたトータルでの料金提案が有効な解決策となり得ます。そして、これらのサービスの価値をいかに認知させ、信頼を築いていくかが今後の鍵となるでしょう。

記事の作成・公開時期により情報が最新ではない可能性があります。サービスの最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

調査概要

調査対象 関西エリア(大阪府・京都府・兵庫県・和歌山県・滋賀県・奈良県)に居住する男女
有効回答数 1,000名
調査期間 2026年6月
調査方法 インターネット調査(キクモ)
調査主体 株式会社ALL CONNECT(オールコネクトマガジン)
公開データ (PDF・CSV) データライブラリ

「オールコネクトマガジン」について

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「オールコネクトマガジン」は、株式会社ALL CONNECTが運営する通信関連の情報メディアです。“むずかしくて選びづらい”通信の世界を、わかりやすく整理・解説することを目的に立ち上げられました。スマートフォン、格安SIM、光回線、WiFiなどの通信サービスに関して、料金や速度の比較、最新キャンペーン、サービスの選び方や活用法などを幅広く取り上げています。
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会社情報

代表取締役社長 岩井 宏太
所在地 福井県福井市栂野町第15号1番地2
設立 2005年4月21日
URL 株式会社ALL CONNECT