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夏休み明けの登校「不安」が約6割!起立性調節障害の子どもを持つ保護者向け、新学期を乗り越えるヒント

夏休み中に約6割の子どもが生活リズムを崩す

調査によると、夏休み中に子どもの生活リズムが「学期中よりやや乱れる」「学期中より大きく乱れる」と回答した保護者は、合わせて61.8%に上りました。学校という規則的な枠組みがなくなることで、リズムの維持が難しくなる傾向が顕著に表れています。

お子さまの夏休み中の生活リズム(就寝・起床など)はどのような状態ですか?

保護者が気になることの上位は「昼夜逆転」と「ゲーム・スマホ」

夏休み中の子どもの体調や生活面で保護者が最も気にしているのは、「昼夜逆転など生活リズムの乱れ」が21.1%、「ゲーム・スマホの時間が増える」が19.8%でした。これらは起床・就寝時間のずれに直結するため、多くの保護者が懸念を抱えていることがわかります。また、「外出が減り、活動量・体力が落ちる」も17.6%と高く、体力面での不安も大きいようです。

夏休み中、お子さまの体調や生活面で気になることはありますか?

夏休み明けの登校に約6割の保護者が「不安」

新学期の登校について、「とても不安を感じている」「やや不安を感じている」と回答した保護者は合わせて59.1%に達しました。夏休み中の生活リズムの乱れが、そのまま新学期の登校再開への大きな不安に繋がっていることがうかがえます。

最大の不安は「乱れたリズムが戻らないこと」

2学期の登校に向けて具体的に不安に感じていることとして、「夏休みで乱れたリズムが戻らないこと」が28.2%で最も多く挙げられました。次いで「朝起きられず始業に間に合わないこと」(16.9%)、「久しぶりの登校で体調を崩すこと」(16.4%)が続きます。身体的な問題だけでなく、久しぶりの学校生活による心理的な負担も心配されています。

2学期の登校に向けて、不安に感じていることは何ですか?

家庭で実践されている工夫と、求められるサポート

保護者たちは、夏休み中に子どもの心身の負担を減らすための工夫を実践しています。最も多かったのは「就寝・起床のリズムをゆるやかに保つ」(18.9%)というアプローチです。厳格なルールではなく、無理のない範囲での調整を試みていることがわかります。また、起立性調節障害の症状管理に重要な「水分・塩分をこまめにとる」(15.9%)も上位に入っています。

夏休み中、お子さまやご家庭で意識している・取り組んでいることはありますか?

保護者が本当に求めているのは具体的なノウハウ

夏休みに関して「あれば助かる情報やサポート」として最も多く挙げられたのは、「夏休み中の生活リズムの整え方」(23.1%)でした。これに続き、「2学期の登校再開をやわらげる方法」(15.4%)や「本人の気持ちに寄り添う声かけの方法」(12.5%)など、家庭内で実践できる具体的で実践的なノウハウが強く求められていることが示されています。

ODのお子さまの夏休みに関して、あれば助かる情報やサポートはありますか?

専門家からのアドバイス:焦らず「ゆるやかに、少しずつ」

一般社団法人 起立性調節障害改善協会は、夏休みは起立性調節障害の子どもにとって心身を休める貴重な期間であるとしながらも、生活リズムが乱れやすい期間でもあると指摘しています。

代表理事の武田浩一氏は、「無理にリズムを戻そうと叱責したり、急激に早起きさせたりすることは、かえって症状を悪化させる原因になりかねません。大切なのは、夏休みの後半から『ゆるやかに、少しずつ』本来のリズムに近づけていくことです」とコメントしています。

一般社団法人 起立性調節障害改善協会 代表理事 武田 浩一氏

具体的なステップとして、まずは「朝の光を浴びる」「水分と塩分をしっかり摂る」など、負担の少ないことから始めることを推奨しています。そして新学期が始まっても、「毎日登校すること」を絶対のゴールとせず、子どもの体調を最優先に学校と連携しながら、焦らずに見守る姿勢が重要であると強調されています。

起立性調節障害(OD)に関する情報はこちら

起立性調節障害に関する詳しい情報や、改善のためのサポートについては、以下のウェブサイトをご参照ください。

まとめ:新学期を穏やかに迎えるために

今回の調査結果から、起立性調節障害の子どもを持つ保護者の皆様が抱える夏休み明けの不安が浮き彫りになりました。しかし、焦らず「ゆるやかに、少しずつ」リズムを整える工夫や、水分・塩分補給といった基本的なケア、そして何よりも子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。

新学期をスムーズに迎えるためには、家庭での努力に加え、学校との連携や適切な情報収集が不可欠です。この情報が、子どもたちが穏やかに新学期をスタートさせるための一助となれば幸いです。