備蓄の「偏り」の裏にある住まいの事情
このような備蓄の偏りの背景には、「かさばるもの」や「置き場所に困るもの」ほど後回しにされやすいという、各家庭の収納事情が関係していると考えられます。国土交通省の調査では、住宅の「収納の多さ、使い勝手」に対する不満率は33.1%と、約3分の1の家庭で収納に関する不満があることが示されています。
水や食料は最低3日分、できれば1週間分の備蓄が推奨されていますが、4人家族の場合、水と食料だけで押入れ半間ほどのスペースが必要になると言われています。多くの家庭では「備えたい気持ちはあっても、家の収納がいっぱいで置く場所がない」という悩みを抱えているかもしれません。


発想の転換:防災グッズを「詰め込む」のではなく、先に「空ける」
防災グッズを収納の隙間に無理に押し込むのではなく、先に収納スペースを「空ける」という新しい発想が提案されています。
多くの家庭の収納を圧迫しているのは、実は防災グッズそのものではなく、季節家電や衣類、レジャー用品など「今は使っていないモノ」であることが少なくありません。こうしたモノを外部収納であるトランクルームへ移すことで、自宅に無理なく防災スペースを作ることができます。
防災スペースの作り方:2つの視点
1. 季節家電・衣類などをトランクルームへ移し、自宅に「空き」を作る
扇風機や加湿器・除湿機などの季節家電、オフシーズンの衣類、キャンプ用品やスーツケースなど、使用頻度の低いモノをトランクルームへ預けることで、自宅にスペースが生まれます。空いたスペースには、玄関や寝室など、いざという時にすぐ手が届く場所に防災グッズを配置できます。さらに、使用頻度の低い家具を減らしておくことは、地震の際の転倒・落下リスクを下げ、避難経路を確保しやすくすることにもつながります。
2. 備蓄品の一部を、自宅の外にも分散しておく
自宅が被災して備蓄品を取り出せなくなった場合に備え、防災備蓄品の一部をトランクルームなど自宅とは別の場所に保管しておく方法も有効です。ただし、災害時にはトランクルームまで移動できない可能性もあるため、避難時にすぐ必要な非常持出品や、災害直後に必要な水・食料は、必ず自宅にも確保しておくことが大切です。
屋内型トランクルームでは、一部店舗を除いて空調システムを備えており、温度や湿度の急激な変化を抑えています。防寒用品や衛生用品など、保管可能な防災備蓄品の分散保管先として活用することもできます。


「防災の日」を、備えを見直す年に一度のきっかけに
防災グッズは一度揃えたら終わりではなく、定期的な点検が欠かせません。「防災の日(9月1日)」など毎年決まったタイミングを見直しの日に設定しておくと、防災備蓄品の期限確認を忘れずに続けやすくなります。季節家電や衣類をトランクルームへ移すタイミングを、この見直しのタイミングと合わせるのもおすすめです。
トランクルーム活用のメリット
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安心・安全な構造: 建築確認を取得した構造で、断熱性能や雨水の侵入対策など、大切な備蓄品や家財を安心して保管できる環境が整っています。
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温度・湿度の変化に配慮した保管環境: 屋内型トランクルームでは、一部店舗を除いて空調システムを備え、温度や湿度の急激な変化を抑えています。衣類や保管可能な防災備蓄品などを、自宅外で保管する選択肢として活用できます。(設備・保管条件は店舗により異なります)
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出し入れのしやすさ: 台車や脚立を多くの店舗に無料で備えており、大きな荷物や重い荷物もスムーズに出し入れできます。(設備や利用時間については店舗により異なります)

まとめ:防災グッズを「増やす」前に、まず「空ける」
防災の備えというと、つい「何を買い足すか」に意識が向きがちですが、多くの家庭にとって最初の一歩は、防災グッズを置くためのスペースを確保することかもしれません。
季節家電や衣類などの「今は使わないモノ」をトランクルームへ移し、自宅に防災スペースを作る。あわせて、一部の備蓄品は自宅外にも分散しておく。そして、そのタイミングを「防災の日」など暮らしの節目に合わせる。これらは無理のない防災対策として、今日からでも取り組めることでしょう。
より詳しい防災対策や保管のコツについては、以下のウェブサイトで確認できます。