猛暑の夏、熱中症リスクと電気代節約の「夏のエネルギー・ジレンマ」
今年の夏も厳しい暑さが予想され、熱中症対策と電気代節約の間で悩む方が多いのではないでしょうか。株式会社Looopが実施した「暑さ対策」に関する調査では、エアコン以外の猛暑対策に潜む意外な落とし穴や、節約を意識した行動がかえって経済的な負担を増やす「暑さ対策貧乏」の実態が明らかになりました。この調査結果から、健康を守りながら賢く夏を乗り切るためのヒントを探りましょう。

猛暑日のハンディファン使用は要注意!6割以上が知らない熱中症リスク
今や夏の定番アイテムとなったハンディファン(携帯扇風機)。しかし、猛暑日(気温35℃以上)の屋外で使い続けると、かえって熱中症のリスクが高まる場合があることをご存知でしょうか。調査の結果、回答者の66.1%がこの事実を「知らなかった」と回答しています。

精密機器メーカーのリズム株式会社によると、高温下でのハンディファン使用は、身体に熱風を吹きつけ、汗の急速な蒸発による脱水や体温上昇につながる危険性があるとのことです。屋外でハンディファンを使う際は、スプレーボトルで水を吹きかけたり、濡れタオルを併用したりすると効果的です。良かれと思って行っていた対策が、実は逆効果になる可能性もあるため注意が必要です。
冷感グッズの買い込みで「暑さ対策貧乏」に?
電気代高騰への不安から、エアコンの使用を控えたり設定温度を上げたりするために、冷感グッズや家電を購入する人は少なくありません。調査では、約25%が「エアコンの使用を控えて電気代を節約するため」に購入したと回答しています。
しかし、これらのグッズを取り入れた結果として、約2割(18.8%)の人が「グッズや家電の購入費用を考えると、実はエアコンを普通に使っていた方が安上がりだったのでは?」と感じていることが判明しました。さらに、「これらのグッズや家電だけでは、正直暑さを我慢しきれない」という声も約2割(20.9%)に上り、節約のつもりがトータルの出費が膨らみ、かつ快適さも得られない「暑さ対策貧乏」のジレンマが生じている実態が浮き彫りになりました。

離れて暮らす親の夏、心配事の第1位は「電気代を気にしたエアコンの利用我慢」
お盆などの帰省シーズンを前に、離れて暮らす親の夏の過ごし方についても調査が行われました。結果、最も心配されているのは「電気代を気にしてエアコンの使用を無理に我慢していないか」(34.0%)という点でした。次いで「熱中症のリスクを正しく理解しているか」(25.6%)、「エアコンの適切な操作や温度管理ができているか」(23.8%)と続いています。

電気代高騰のニュースを背景に、実家の高齢な親が無理な節電に走り、体調を崩さないかという子世代の切実な不安が明らかになっています。健康第一と理解しつつも、家計への不安から自己流の対策に走り、結果として健康や経済的なリスクを抱えてしまうケースが散見される状況です。
専門家が提案する「スマートな涼活」への高い期待
こうした状況の中、「もし、健康を維持しながらトータルの出費を抑えられる方法が専門家から提示されたら、実践したいか」という問いに対し、76.9%もの人が「すぐにでも実践したい」「内容や節約額次第では実践したい」と前向きな姿勢を示しました。

特に求められている情報としては、「健康を守りつつ最も電気代を抑えられる『賢いエアコンと冷感グッズの併用術(電気代換算)』」(25.9%)が最も多く挙げられました。単にエアコンを我慢するのではなく、冷感グッズと賢く組み合わせることで、健康と家計の両方を守る「スマートな涼活」へのニーズが高いことがうかがえます。

まとめ:正しい知識と賢い工夫で、健康で快適な夏を
今回の調査結果からは、多くの人が電気代への不安から自己流の暑さ対策を取り入れているものの、その方法が必ずしも効果的でなかったり、かえって熱中症リスクを高めたりする可能性があることが分かりました。命に関わる過度なエアコンの我慢は避け、エアコンと冷感グッズそれぞれの「正しい使い方」や「落とし穴」を理解することが重要です。賢く組み合わせることで、健康を守りながら家計負担を抑える「スマートな涼活」にシフトしていきましょう。
株式会社Looopは、エネルギーと暮らしに関する情報を分かりやすく発信しています。具体的な対策について、以下の記事も参考にしてみてはいかがでしょうか。
調査概要
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調査主体:株式会社Looop
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調査名称:「ライフスタイルに関するアンケート」(「暑さ対策」に関する調査)
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調査期間:2026年7月13日(月)
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調査方法:インターネット調査
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調査対象:全国の20歳~69歳の家計を管理している男女1,110名