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新富裕層の「10大価値観」が明らかに!若年層は「○○離れ」知らず、シニア層はAIを積極活用

「ダブルリッチ富裕層」の存在

調査によると、世帯年収3,000万円以上の新富裕層の約6割が、純金融資産1億円以上を保有する「(所得+資産)ダブルリッチ富裕層」であることがわかりました。これは、所得だけでなく資産も豊かな層が中心となっていることを示唆しています。世帯年収3,000万円以上が「富裕層」、世帯年収5,000万円以上が「超富裕層」を捉える上での目安となるでしょう。

世帯年収と純金融資産

新富裕層に共通する「10大価値観」

新富裕層には年代を超えて共通する「10大価値観」が存在します。彼らはモノの所有よりも特別な体験や意味を重視し、自分自身や大切な人との時間を豊かにするもの、そして時代を超えて価値を持つものを「資産」と捉え、積極的に消費や投資を行う傾向が見られます。これらの価値観は、私たち自身の生活を見つめ直す上でも参考になるでしょう。

① 所有価値より体験価値

新富裕層の51%が「モノの所有より体験や経験にお金を使いたい」と回答しています。また、58%が文化や芸術に触れることで教養や感性を高めたいと考えており、「体験」を通じた豊かな人生を追求する姿勢がうかがえます。物質的な豊かさだけでなく、心に残る経験にお金を使うことで、日々の満足度を高めるヒントになりそうです。

所有価値より体験価値

② 成長と自己実現

58%の新富裕層が「常に新しい知識や経験を追い求め自分を成長させ続けたい」と回答しました。仕事を通じた高い社会的ステータスの獲得や自己実現への意識も高く、継続的な「成長」が自己実現の原動力となっています。スキルアップや新しい学びへの投資は、私たち自身の可能性を広げることにもつながるでしょう。

成長と自己実現

③ 審美性と文化的意味性

新富裕層の48%が「商品そのものだけでなく、その背景にあるストーリーが大切だと思う」と答え、53%が「職人の手仕事やクラフトマンシップ」を感じるものを愛用したいと考えています。消費を通じて「知的・文化的体験」を重視する彼らの姿勢は、単なる機能だけでなく、物語や背景に価値を見出すことの豊かさを教えてくれます。

審美性と文化的意味性

④ 信頼できるコミュニティ

44%の新富裕層が所属するコミュニティを大切にし、48%がネットワーク拡大に積極的です。また、58%がメディアの情報よりも「直接見聞きした情報」を信頼すると回答しています。信頼を軸とした人とのつながりは、正確な情報を得るだけでなく、心の豊かさにも貢献するでしょう。

信頼できるコミュニティ

⑤ 時間

「時間やゆとりを得るためにお金をかけることを惜しまない」と回答したのは58%に上ります。また、44%が家事代行や育児サポートなどの外注サービスを積極的に利用すべきだと考えています。日々の「余白」を創出し、仕事とプライベートのバランスを取るための投資は、忙しい現代人にとって参考になる考え方です。

時間

⑥ 健康・ウェルネス

57%の新富裕層が「自身の健康や心の豊かさのためにお金をかけている」と回答。自然やスピリチュアルなことを生活に取り入れたり、スポーツに投資したりする傾向が見られます。心身の健康に積極的に投資し、自分らしく豊かに生きる「ロンジェビティ志向」は、生涯現役社会を生きる上で重要な視点です。

健康・ウェルネス

⑦ 子育て・教育

44%の新富裕層が「子供のためにはお金をいくらでも使いたい」と回答。37%が海外留学を志向し、45%が子供のために仕事や居住地を変えることを厭わないと考えています。未来を生きる子供への惜しみない「投資」は、親としての大きな愛情と責任の表れと言えるでしょう。

子育て・教育

⑧ 資産形成と資産継承

59%の新富裕層が「貯蓄よりも投資にお金を回したい」と回答し、資産運用では中長期のリターンとリスクを考慮した資産配分を重視しています。また、52%が「親・先祖から継承された資産を維持していくこと」を大切だと考えています。資産を増やすだけでなく、守り、未来へ継承するバランスの取れたウェルスマネジメント意識がうかがえます。

資産形成と資産継承

⑨ 他者・社会への貢献

42%の新富裕層が「社会問題・環境問題の解決に貢献したい」と回答。福祉活動や慈善活動への参加意欲も高く、ジェンダーやLGBTQ+、障がいによる差別のない世の中の実現を志向しています。「よりよい社会」や「多様性」の実現に意欲的な姿勢は、社会全体に良い影響を与えるでしょう。

他者・社会への貢献

⑩ グローカルマインド

43%の新富裕層が「海外で生活することにまったく抵抗はない」と回答する一方で、56%が「日本が持つ独自の価値や文化を守ること」を重視しています。グローバルな視点を持ちつつ、日本の伝統や文化も大切にする「グローカルマインド」は、これからの時代に必要な視点かもしれません。

グローカルマインド

「○○離れ」に当てはまらない若年富裕層

20~30代の若年富裕層は、一般的な若年層の消費傾向とは異なる特徴を見せています。彼らの32%が「クルマ」にお金をかけており、若年層全体(13%)を大きく上回ります。また、ラグジュアリーブランド、時計、ジュエリー、海外旅行、アート作品への支出も積極的で、特に時計、ジュエリー、海外旅行、アート作品に関しては富裕層全体を上回る結果となりました。1ヶ月に自由に使えるお金が平均58万円と、他の年代より多いことが、彼らの積極的な消費を後押ししているようです。

若年富裕層の特徴

若年層並みにAIを活用するシニア富裕層

60代のシニア富裕層も驚くべき特徴が明らかになりました。彼らの53%が「生成AIツール」を利用しており、シニア層全体(34%)を大きく上回り、若年層全体(58%)に迫る勢いです。また、57%が「常に新しい知識や経験を追い求め自分を成長させ続けたい」と回答しており、若年層全体を13pt上回る高い「成長」意欲が見られます。新テクノロジーを積極的に取り入れ、常に学び続けるシニア富裕層の姿は、年齢にとらわれない豊かな生き方を示唆しています。

シニア富裕層の特徴

まとめ

今回の「新富裕層調査2026」は、富裕層の多様な価値観と行動パターンを浮き彫りにしました。モノ消費から体験消費へのシフト、自己成長や社会貢献への高い意識、そして年代を超えた新しいテクノロジーへの適応力は、私たち自身の生活や消費、学び方にとっても多くのヒントを与えてくれます。これらの知見は、博報堂富裕層マーケティングラボの今後の活動にも活用され、富裕層向けマーケティングや事業開発の支援に役立てられるとのことです。

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詳細については、博報堂の公式ニュースリリースをご覧ください。