スモールティーチングとは?
スモールティーチングは、認知心理学や神経科学などの研究に基づいた「学習の科学」の知見を活用した授業方法です。従来の教育改革がゼロからの再構築を求めることが多かったのに対し、本書は授業の一部に小さな変更を加えるだけで、学生の学習成績にポジティブな影響を与えることができると提唱しています。
この戦略は、アメリカのプロ野球で生まれた「スモールボール」という、低コストで大きな結果を得る堅実な戦術に着想を得ています。そのため、準備や採点に多くの時間を費やす必要がなく、明日の授業からでもすぐに試せる手軽さが魅力です。さらに、数式を扱う授業、ライティング、対面講義、オンライン授業、ハイブリッド型など、授業形態を問わず応用可能な普遍性を備えています。
なぜ今、「学習の科学」が重要なのか
本書の訳者である岡山大学学術研究院教育学域准教授の岡崎善弘氏は、自身の経験から、かつては「面白いか面白くないか」といった曖昧な基準で授業を構築し、多くの失敗を重ねたことを明かしています。しかし、現在は認知心理学や神経科学の発展により、効率的で効果的な授業方法や学習方法が確立され始めています。「学習の科学」の知見は、教育関係者でなくても、誰かに何かを教える立場にある人にとって、非常に強力な指針となるでしょう。
本書で学べる具体的な戦略
『学習の科学に基づく最新の教え方』では、授業と学習の質を大きく向上させるティーチングスキルが満載です。既存のカリキュラムを大きく変えることなく「学習の科学」を取り入れる具体的な事例が豊富に紹介されています。
本書は以下の3つのパートで構成されています。
Part1 知識
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Chapter 1 予想する|Predicting
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Chapter 2 思い出す|Retrieving
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Chapter 3 混ぜ合わせる|Interleaving
Part2 理解
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Chapter 4 つなげる|Connecting
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Chapter 5 練習する|Practicing
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Chapter 6 説明する|Explaining


Part3 インスピレーション
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Chapter 7 所属する|Belonging
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Chapter 8 モチベーションを引き出す|Motivating
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Chapter 9 学習する|Learning

これらの戦略は、短時間で実施でき、効果的であり、人間の「学習」を調べた研究に裏付けられています。授業の「最初」や「最後」の数分を改善することから始めてみませんか。
著者・訳者情報
著者:ジェームズ・M・ラング(James M. Lang)
アサンプション大学英語学教授、およびダムール教育卓越センター所長。高等教育における教え方と学習方法のスペシャリストとして、講演やワークショップの依頼が絶えません。
公式サイト:http://www.jamesmlang.com
訳者:岡崎善弘(おかざき よしひろ)
岡山大学学術研究院教育学域准教授。博士(心理学)。教育学部で教育心理学や児童心理学の講義を担当し、令和3年度岡山大学ティーチング・アワード表彰を受賞しています。
書籍概要
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タイトル:学習の科学に基づく最新の教え方
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著者:ジェームズ・M・ラング
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訳者:岡崎 善弘
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定価:3,960円(本体3,600円+税10%)
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判型:A5・312頁
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出版社:東京書籍株式会社
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発売日:2026年8月6日
授業の質を高めたい、学生の学習効果を向上させたいと考えるすべての教育関係者にとって、本書は強力な指針となるでしょう。ぜひ、この機会に「スモールティーチング」をあなたの授業に取り入れてみてください。
書籍の詳細はこちら:https://www.tokyo-shoseki.co.jp/product/books/81897/