若年層が特に注目!金融リテラシーセミナーへの高い参加意向
調査では、有職者に対し「勤務先が実施する金融リテラシー向上のためのセミナーに参加したことはありますか。また、今後参加したいと思いますか。」と質問されました。その結果、全体の参加経験率は14.1%でしたが、「今後参加したいと思う」「業務上支障が無ければ参加したいと思う」を合わせた参加意向は44.5%に上りました。
年代別に見ると、若い世代ほど参加意向が高い傾向が見られます。これは、若年層が将来の資産形成やライフプランに対して、より積極的に学びたいと考えていることを示唆しています。もし皆さんの職場に金融セミナーがあれば、積極的に参加を検討してみる良い機会かもしれません。
意外な結果?金融リテラシーが高い人ほど学びたい!
自身の金融リテラシーが低い人ほどセミナーを受けたいと思うのか、という疑問についても調査が行われました。金融リテラシーの自己評価は、「普通」が約5割弱を占め、「高いと思う」人が約1割強、「低いと思う」人が約4割強という分布でした。

この自己評価ごとにセミナー参加意向を確認したところ、意外な結果が明らかになりました。金融リテラシーの自己評価が高い人ほど参加意向が高く、自己評価が低い人ほど参加意向が低い傾向が見られたのです。これは、金融への関心や学ぶ習慣を持つ人が、さらに積極的に知識を深めようとしていることを示唆しています。

一方で、「低いと思う」人の中にも「業務上支障が無ければ参加したい」という回答が約4割存在しており、関心がないわけではなく、時間的な制約が参加の障壁となっている可能性も考えられます。もし皆さんが「金融知識を深めたいけど、何から始めたら良いか分からない」と感じているなら、まずは職場でのセミナー情報をチェックしてみるのがおすすめです。
大企業で広がる金融教育の波、中小企業にもチャンスあり
企業の従業員規模別でも分析が行われました。帝国データバンクが2024年に実施した調査によると、従業員規模が大きい企業ほど、金融教育に既に取り組んでいる、または取り組む意欲があることが分かります。

ミライ研の調査でも、従業員規模が大きい企業ほど、セミナー参加経験率が高まる傾向が見られました。特に従業員数1,000人以上の大企業では、4人に1人以上が参加経験があり、約6割の従業員に金融教育のニーズがあることが明らかになりました。

大企業では、企業型確定拠出年金(DC)の投資教育など、法令上の努力義務に基づく教育機会が提供されているケースも多く、業務時間を考慮したセミナー運営が行われている可能性があります。しかし、参加経験者数と参加意向者数の間にはまだ大きなギャップがあり、従業員のニーズに対して十分な機会が提供されているとは言い切れません。中小企業の従業員の方も、もし金融教育の機会が少ないと感じるなら、企業に働きかけてみるのも一つの手かもしれません。
まとめ:これからの金融教育に期待すること
今回の調査から、有職者の金融リテラシーセミナーに対する潜在的なニーズは決して小さくないことが分かりました。資産形成への関心や将来への不安を背景に、金融知識を主体的に学びたいと考える層が増えていると言えるでしょう。
企業には、従業員の関心度や知識水準に応じた多様な学習機会を提供するとともに、参加しやすい環境を整備することが、今後ますます求められます。従業員のファイナンシャル・ウェルビーイング向上は、人的資本経営が重視される現代において、企業成長の重要なカギとなるでしょう。
皆さんも、もし職場で金融教育の機会があれば、ぜひ積極的に活用してみてください。自分の資産や将来について考えるきっかけとなり、きっと「知って得した」と感じるはずです。
より詳細な調査結果は、三井住友トラスト・資産のミライ研究所のウェブサイトで公開されています。ぜひご覧ください。

本件調査概要
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調査名: 「住まいと資産形成に関する意識と実態調査」(2026年)
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調査対象: 全国の18-69歳(ただし関連業種従事者を除く)
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調査方法: WEBアンケート調査
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調査時期: 2026年1月
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サンプルサイズ: 11,135