連携協定の背景:三者の「にんげん力」を育む理念が共鳴
今回の協定締結式では、神石高原町、どろんこ会、そして園舎建設の寄付者である丹下大氏(株式会社SHIFT 代表取締役社長・株式会社MSERRNT代表取締役)の代理として出席された丹下工氏(株式会社MSERRNT取締役)から、本プロジェクトへの強い想いが語られました。
神石高原町の入江嘉則町長は、少子化の背景にある育児や子育てへの不安に触れ、「“こどもまんなか” いのちの根っこを育み、健やかでたくましい幹への成長を支える」という町の目標と、どろんこ会の理念が強く重なり合ったことが今回の協定につながったと説明しています。インクルーシブ保育が、多様な子どもたちが共に育つ上で重要な役割を果たすと期待を寄せています。
社会福祉法人どろんこ会の安永愛香理事長は、これまでのインクルーシブ保育の実績を踏まえ、「感情のコントロール力」と「人と関わる力」を就学前に育み、子どもたちの「生きる力」を高めていきたいと述べました。将来的には、町の豊かな農地を活用し、安全な給食食材の自給自足を目指す計画も明かされています。

丹下工氏は、人口減少が進む地方の課題解決には「雇用・医療・教育」のインフラが不可欠であると強調しました。本施設が単なる保育園に留まらず、神石高原町から全国へ発信される「教育インフラ」の先進モデルとなることへの強い期待を表明しています。

(仮称) 神石高原どろんこ保育園 × 発達支援つむぎ 神石高原ルームの魅力
この新しい施設は、子どもたちの健やかな成長を多角的にサポートする、以下の3つの大きな特徴を持っています。
1. 壁のない「完全併設型」インクルーシブ保育
認可保育園と児童発達支援事業所が一つ屋根の下で運営されるため、保育・教育・発達支援が一体的に提供されます。障害の有無に関わらず全ての子どもが共に暮らし、関わり合う中で、「感情のコントロール力」や「人と関わる力」といった、共生社会の礎となる「にんげん力」を育むことができます。


2. 地域の多様な人々との交流と給食の自給自足への挑戦
神石高原町の大自然や、地域の様々な方々と直接関わることができる教育が積極的に取り入れられます。また、町の豊かな農地を活用し、農薬を使わない安全安心な給食食材の自給自足を目指すなど、この土地ならではの循環型農業にも挑戦していく予定です。

3. 木の温もりあふれる扇形の美しい園舎
丹下大氏による寄付のもと整備され、2024年4月に落成した現在の「神石高原町立こばたけ保育所」の園舎を引き継いで運営されます。大きな窓から自然光が差し込む扇形の構造は圧倒的な開放感を生み出し、床や壁には木材が贅沢に使用されており、子どもたちが伸び伸びと過ごせる温かい環境が提供されます。

施設概要とどろんこ会グループについて
名称:(仮称) 神石高原どろんこ保育園/発達支援つむぎ 神石高原ルーム
運営形態:公私連携型保育園/児童発達支援事業所
開設予定:2027年4月
所在地:広島県神石郡神石高原町小畠2694番地1
本施設は、自治体と民間事業者が互いの強みを掛け合わせた「公私連携型・民設民営保育所」として運営されます。質の高い保育・教育・発達支援を通じて、神石高原町における確かな子育て基盤の構築に貢献していくことでしょう。
どろんこ会グループは「にんげん力。育てます。」を理念に掲げ、保育事業、児童発達支援事業、就労支援事業、農業、研修事業、旅行事業など多岐にわたる事業を展開しています。全国に約200施設を運営し、約3,000人の職員が約10,900人の利用者(2026年5月時点)をサポートしています。
どろんこ会グループの活動については、以下のリンクから詳細をご覧いただけます。
この新しいインクルーシブ型保育園が、神石高原町の子育てをより豊かにし、子どもたちが未来をたくましく生きる「にんげん力」を育む拠点となることを期待しましょう。