健康寿命の延伸を目指す「野菜摂取推進プロジェクト」
イベント冒頭では、カゴメ株式会社の奥谷晴信代表取締役社長が登壇し、「野菜摂取推進プロジェクト」について説明しました。このプロジェクトは、日本における野菜摂取不足を解消し、健康寿命の延伸という社会課題の解決に貢献するため、2020年から「野菜をとろう 350g」をスローガンに活動しています。

厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取目標量は350gですが、令和6年の国民健康・栄養調査によると、日本人の1人当たりの平均野菜摂取量は約258.7gと、多くの方が不足している現状があります。この大きな目標達成に向け、現在22の企業・団体が連携し、これまでに235件の企画を実施し、約19万人に野菜摂取の重要性を伝える体験を提供してきました。累計1億9千万人へ情報発信を行うなど、多岐にわたる取り組みが進められています。
野菜摂取推進プロジェクトについて、さらに詳しく知りたい方は以下のURLをご覧ください。
https://www.kagome.co.jp/statement/health/yasaiwotorou/
著名人が語る野菜摂取の秘訣
フォーラムの第1部では、佐々木健介さん、北斗晶さん、山之内すずさんが登壇し、普段の野菜事情や、食事で楽しく野菜を摂るコツについて語り合いました。
佐々木健介さん、北斗晶さんの家庭菜園と食育
長年健康と向き合ってきた佐々木健介さんと北斗晶さんは、「ほぼ農家です」と語るほど家庭菜園に力を入れていることを紹介しました。お孫さんと一緒に畑仕事をする写真が公開され、北斗さんは「自分で採ったピーマンをその場でかじっていた」とお孫さんのエピソードを披露。佐々木さんも「家庭農園が夫婦円満の秘訣の一つ」と笑顔で語り、収穫した野菜を家族で食卓を囲み、お孫さんに感謝を伝えることで、食育にも繋がっていると話しました。
また、北斗さんは最近学んだという塩分過剰摂取の対処法「ナトカリ」を意識した料理について触れ、「野菜そのものの美味しさで満足できる」と、野菜のうまみで味を補うことの重要性を強調しました。

山之内すずさんの自炊のすすめ
自身のInstagramでも積極的に自炊料理を発信している山之内すずさんは、野菜を摂る秘訣として「自炊で食べるものを自分で管理すること」を挙げました。旬のズッキーニにハマっていると語り、「外食が続くと、メンタル的にも体調的にも落ちてしまうので、自分の心と体の健康を守るために自炊を軸にお野菜をなるべく摂るようにしてますね」と、自炊を通じた野菜摂取の楽しさを語りました。

新たな健康指標「ナトカリ比」と「ナトカリの日」が制定
第2部では、滋賀医科大学の三浦克之教授が、高血圧予防のための新たな指標「ナトカリ比」について講演を行いました。
「ナトカリ比」とは?
ナトカリ比とは、ナトリウム(食塩の主成分)とカリウムの摂取バランスを意識する考え方です。ナトリウムの摂りすぎは高血圧の原因となりますが、野菜や果物に多く含まれるカリウムには、余分なナトリウムを体外に排出する働きがあります。この2つの比率(ナトカリ比)を低く保つことで、高血圧や循環器病の予防に効果があることが、研究で示されています。

三浦教授は、厚生労働省・日本高血圧学会の「ナトカリ手帳」に紹介されている減塩のコツとして、麺類の汁やスープを残す、みそ汁は具だくさんにして汁を減らす、低塩タイプの調味料やスプレー式しょうゆさしを使う、食卓に調味料を置かない、酢や香辛料、しょうが・にんにくなど香りの強い野菜を活用するといった具体的な工夫を紹介しました。
11月19日は「ナトカリの日」に制定
さらに、今回のフォーラムでは、血圧の新たな指標である「ナトカリ比」の認知拡大を目指し、11月19日が「ナトカリの日」として記念日に制定されたことが発表されました。これは、ナトリウムの原子記号「Na(11)」とカリウムの原子記号「K(19)」にちなんだものです。山之内すずさんも「『今日ナトカリの日だから自炊しよう』とか健康を意識する日になるといいですね!」と期待を寄せました。

今日からできる野菜摂取のヒント
今回のフォーラムでは、野菜を美味しく楽しく摂るためのヒントが満載でした。家庭菜園で野菜を育てる、自炊で旬の野菜を取り入れる、そして「ナトカリ比」を意識して減塩とカリウム摂取を心がけるなど、どれも今日から実践できることばかりです。
健康な毎日を送るために、まずはご自身の野菜摂取状況を知り、自分に合った方法で野菜を食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。11月19日の「ナトカリの日」をきっかけに、健康的な食生活を見直すのも良いかもしれません。